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2005年8月 2日 (火)

2005年イラクの夏休み・サマースクール

 先日、イラクの知人からメールがきました。 

 「7月3日から、バグダッド市内の最も貧しい地区の一つ、アル・バヤア地区でのサマースクールを始めました。一週間に5日、一日に三時間、科目はコンピューター、英語と教養です。最初のコースには32人の生徒が集まりました。彼らのほとんどは全く収入のない家庭や低収入の家庭の子どもたちです。このコースは8月4日に終了の予定です。今、2週間の学習の成果をチェックするための試験をしているところです。コースが終了したら、詳しい報告をします。」

 ボランティア活動をしているイラクの知人から、サマースクールへの資金の支援を打診されたのは、今年の初めでした。5月になって再度、「6月から始まる長い夏休み、イラクの子どもたちに、ただ家でじっと暑さに耐えるだけの生活ではなく、何か将来への希望や視野を広げるための刺激を与えてやりたい。薬や食料の支援が大切なことは分かっている。しかし、それと同じように教育に飢えている子どもたちもいる。医療支援だけでなく、教育への支援もしてもらえないか?」という依頼を再度受けました。

「科目は英語、コンピューター、一般教養。」

「資金がないのなら、コンピューターなどではなく、もっと経費のかからないものを選んだらどうなのか?」

「イラク戦争の前と後で最も変わったのは、一般の市民たちも外の世界とつながれるようになって、先端の技術に触れられるようになったこと。しかし、貧しい人たちはいまだにその機会に恵まれずにいる。そのような環境にある子どもたちに未来への希望を与えたい。コンピューターと英語はその象徴のようなものだ。子どもたちにとっては”憧れ”なのだ。すでに、イラク人有志で寄付金を募り、いくつかの貧困地区で準備が進んでいる。無料で使える場所の提供やボランティアの講師の申し出もある。もっと多くの地区でサマースクールを開いて欲しいという要望がきている。」

 アラブの子どもとなかよくする会では、イラク戦争前からイラクやヨルダン、パレスチナいろいろな場所でサマースクールにかかわってきたいきさつからも、このプロジェクトに支援することに決めました。現時点で、アラブの子どもとなかよくする会は、イラクの小児病院へ薬を送る活動を中心的に行っていますが、このサマースクールを窓口として、今後さらにイラクの人々の生活の実情を知りたいと考えています。

「英語とコンピューターをおぼえたら、日本の子どもたちとメール交換しましょう。インシャー・アッラー!」

       

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